日経平均は5万円を目指す とは言っても3,4年先の話ではなく、10年後くらいに達成するだろうと言う読みです。 10年後なら、それほど突拍子もない数字でもないでしょう。 頑固たる根拠があるわけではないのですが、次の図を見て頂ましょう。

上図はNYダウの過去35年分のチャートです。 赤の矢印で示したところが87年10月19日、いわゆるブラックマンデーです。 一日になんと508ドルの下げ。 率にして22.6%というから驚きです。 プログラム売りが最大の原因と言われています。 翌日日本でも売り一色となり3800円の下げ(率にすると15%)。 しかしその翌日は2千円上昇し、バブルに突き進んでいくのでした。
ご承知のように日本の天井は1989年12月の39000円。 それから約12年にわたって下げ相場を展開し、2003年に8千円弱だから、実に5分の1になってしまった。 ところがアメリカは上図を見ていただければ分かるように、日本とは対照的にぐんぐん上昇し、2000年には1万2千ドル弱まで上昇したのでした。 95年頃にはバブルなどとも言われていましたが・・・ 87年の1800ドルから2000年の12000ドルはなんと6.6倍。 12年間で6.6倍になっちゃったわけ。
87年当時のアメリカと今の日本が似ているかというと、それほどでもないのですが、大きく似ている点は小泉さんが小さな政府を目指していることです。 当時アメリカはレーガンの小さな政府、大型減税が徐々に浸透し、順調に景気が拡大していったのです。(クリントンは超ラッキーマン) 小泉さんはレーガンとサッチャーという良いお手本があるので自信を持って改革、小さな政府を進められるわけですが・・・
アメリカで起こったことがそっくりそのまま日本にも起きる保証はどこにもないのですが、12年かけて5〜6倍になることは先進国でもあり得ることを覚えておいていいでしょう。 少なくても最高値の39000円までは行くでしょう。 なぜなら、当時の企業の数字よりも今のほうがいいのだから。
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