K−fund

近未来予測

2005年 10月号

10/3 日経平均 13,525円   TOPIX 1411p    1ドル=113.90円

9月の出来事

 鉄鋼株を隊長に内需関連が大幅高。 特に鉄鋼、銀行は大商いの元、連日連夜の賑わい。 ただし、マザーズ、ヘラクレスの値嵩株には安いものが目立つ。

どうにも止まらない大相場 

 連日、大賑わいを見せている鉄鋼株。 「こんなに上がるのはオカシイ? 上げすぎだ?」 大相場を知らない人からこんな声が聞こえてきそうです。 しかしコレが大相場。 空売りをテコに踏み上げが当分続きます。

 1989年〜90年の大天井から約12年後の2002〜03年に大底を打ち、新しい相場が始まった。 今は、ホップ・ステップ・ジャンプのホップにいるわけよ。 

 今の日本株式市場は大相場へ向かっての序章にすぎないでしょう。 だから、バイ&ホールドで大丈夫。 急騰したら売ればいい。 こういう時期は、空売りとよっぽど下手な株に手を出さなければ大丈夫。 猫も杓子も猿でも儲かっているはずです。 そう、去年の後半から株をやり始めて今現在儲かっている人は、センスがいいんじゃなくて運が良かっただけの話し。

 馬鹿になれるか 

 こういう相場で一番儲かるのが初心者。 ベテランほど悩むでしょう。 僕が株をやりだしたのが1986年。 ちょうどバブルが始まった頃。 この年は、東京電力と三菱地所で大儲けしました。 今から考えるとビギナーだったから買えたのだと思います。 とても今の頭では買えてない。

 数字で考えていてはとても買えない。 買うから上がる、上がるから買う、といった勇気と馬鹿を前面に出さないと大相場にはついていけません。 ただ、売ったり買ったりではあまり儲からない。 バイ&ホールドが一番儲かる。

 こういうときに一番儲からないのは、理詰めの頭デッカチ君。 この世の中は、理屈では通らないことが沢山あるのよ。 ”踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら・・・”

 世界のマネーは日本に集中攻撃! 

 世界の投資家はアメリカを見切って日本を買っています。 今、投機家たちのマネーは、原油等の商品相場、株式はアジア、特に日本に向かっています。 

 上がりも下がりもしない株を持っている人。 自信があるなら、あたふたする必要はありません。 しっかり腰をすえて挑みましょう。

 株を持ってない人。売ってしまった人。 指をくわえてみていると、こういうときに限ってガンガン上がっていきます。 『押し目待ちに押し目なし』 難しいところですね。 しかし、良い企業なのにまだ評価されてないのはきっとありますよ。(『出遅れ株』ではない。 この表現は死語) そういうのを見つけるのが我等個人投資家でしょうね。 

 ソニーについて

 こういうときに下げている、たとえばソニーなどの株は当分トンネルの中でしょうね。 エプソンのような良い企業も業績から売られている。 もしも、右肩下がりの株を持っているなら見直してみる必要があるでしょう。

 下げている株を買うのが”逆張り”ではありません。 下げ止まって、上昇の兆しを見せたものがその対象になります。 ソニーに上昇の兆しはありません。 誤解の無いように一言。 ”だまし”の上昇はあるかもしれません。 しかし、本格的に上昇するには、早くても3年から5年かかるでしょうね。 

 

過去の予想記録

 05年5月 05年2月 05年1月
 
04年12月 04年5月 04年4月 04年1月 03年1〜12月
 
02年7〜12月  02年1〜6月 01年7〜12月  01年1〜6月
 
00年7〜12月  00年1〜6月 99年7〜12月  99年1〜6月

 

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Charlie