近未来予測

2004年12月号

11/30 日経平均 10,899円   TOPIX 1098p    1ドル=102.90円

 

景気動向の一致指数、3か月連続で50%割れ

 内閣府が7日発表する10月の景気動向指数(速報)で、景気の現状を示す一致指数が、3か月連続で景気判断の分かれ目になる50%を下回る見通しとなった。

 30日に発表された10月の鉱工業生産指数が比較対象となる3か月前の水準よりも悪化したためだ。一致指数の3か月連続50%割れは、景気後退の危険信号とされており、景気の先行き不透明感がさらに強まりそうだ。(11/1 読売新聞より)

上か下か? 今後の予想

 今、日本株式市場は完全に踊り場に来ています。 上に行くのか下に行くのか、本当に正念場です。 それぞれ、材料を探してみましょう。

悪材料
 @定率減税廃止など、増税による景気失速。加えて米景況感に対する不透明感が強まっている。
 Aデジタル家電の売れ行き鈍化。
 B外人買いが減少傾向。(一部に日本株に対する興味が薄れたとの声も)

好材料
 @年末にはよく見られることだが、仕手系株の急騰。
 A円高。(過去、円高局面で株が失墜した例はない)
 B景気指数悪化(政府が発表した後に株が落ちるほど単純ではない。すでに織り込んでいる可能性もある)

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本当に難しいですね。 でも、実は簡単。 成り行きを見守ればいいんですよ。 つまり、現時点から下がれば弱い、上がれば強い、というワケ。 具体的には、10,500円を下回れば弱気。 当分の間、日の目を見ない市場になるでしょう。 逆に、11,400円を上回れば強気に出ていいでしょう。 有名な格言、『株は株に聞け』、ということです。

 

過去の予想記録

 04年5月 04年4月 04年1月 03年1〜12月
 
02年7〜12月  02年1〜6月 01年7〜12月  01年1〜6月
 
00年7〜12月  00年1〜6月 99年7〜12月  99年1〜6月

 

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by
羽柴孔明