2004年1月号
12/30 日経平均 10,676円 TOPIX 1043p 1ドル=107.10円 12月の出来事 NYダウが1万ドルを回復。 にもかかわらず、1万円強を挟んだ日経平均は冴えない日が続きました。出来高も10億を切るなどあまりよくない展開になりました。 14日にはイラク元大統領フセインが捕らえられ、このことより株式市場に活気がつくのではとの期待ももたれましたが、ふたを開けてみるとそれほどでもなく、NY、東京をはじめ世界の株式市場もほとんど値動きしませんでした。 しかしながら、ここ年末にかけて、東京市場は徐々に値を切り上げ、抵抗線である1万400円を抜き、来年の相場に期待を持たせそうな格好でこの一年を締めくくりました。(しかし、売買が少ないところでのお化粧という考え方も出来ますが・・・) また為替は、それほど波乱もなく一年を終えそうです。 もっとも一年を通してみればかなりの円高ドル安になったわけですが。 来年の予想 結論から言って、わかりません。 新日鉄あたりが相場の柱になってくれるといいのですが、・・・ 日本の株が上昇するときには、必ず決まったパターンがあります。 まずは、店頭株など小型株が上昇する。 そして、中型から大型株へと資金が移動し、一相場が終わります。 今年の上昇相場の初動段階でもいつものパターンが当てはまりました。 以下の表は、この近未来予測の2003年5月号で僕が載せたものです。 このように3倍以上になる銘柄がちらほらあるときは、その後の日経平均全体も期待してよいのです。
今現在は、新和海運などの海運株が高値を追っていますが、小型株で大きく値上がりする銘柄がもっと出現するようなら、来年の相場に期待を持っていいでしょう。 為替 ドル円に関しては、ドルが安くなるとの予想が支配的。 しかし、長期的に考えてみると、少子高齢化、財政赤字が大きく膨らむ日本の通過が高くなるわけがありません。 よって、円の天井が100円なのか、95円なのかは分かりませんが、一旦天井をつければ再び円安の流れになり、120円に戻る日もそう遠くはないでしょう。 (毎月月初発行) |
過去の予想記録
by 羽柴孔明 |