殺虫剤を使いすぎるな
ダニの被害に会ったらまず思いつくのはバルサン(僕はアース派)だろう。しかし、バルサンやダニアースレッドでは薬剤が降りかかったところしか効き目がない。布団の中、畳やカーペットの奥はまるで平気。ダニアースなどの畳に注入する駆除剤もあるが、それも不完全だ。前途したように最もダニがいる場所は、ふとん、畳、カーペットだ。バルサン等は、その中のダニを殺せないのだから、恐らく、家の中の10分の一のダニも駆除できないのではないかと思う。
駆除剤の限界
燻煙式駆除剤は畳の表面のダニに対しては駆除効果が高いのですが畳の内部に潜伏しているチリダニやツメダニなどには行き届かないのが現状で完全にダニ退治をすることは困難です。
注入式駆除剤は針を畳に差込、駆除剤を畳内部に注入してダニを退治しようとするものですが、これもまんべんなく畳内部に薬剤を行き届かせることが困難なため薬剤のそばにいるダニにしかダニ駆除効果が期待できません。そのため多くのダニが畳の内部に生き残るのです。
またこれらのダニ駆除剤の効き目はあまり持続性が無く、薬剤の効果が長期にわたり持続されないため、そのとき生き延びたダニは再び、繁殖を繰り返すことができるのです。【ダニ退治でアレルギー症状を対策!】
独自の使い方は絶対やめよう!
布団の中に殺虫剤を処理することは、直接人体に長時間接触するものですから勧められません。【アース製薬】
ダニは強くなっている!
最近は殺ダニ剤・噴射式殺虫剤・防虫紙の使いすぎなどで、ダニが薬で死ななくなりつつあります。アレルギー予防の面からもダニは発生させないのが一番です。【田宮製畳】
人体に完全に安全とはいえない!
殺虫剤による殺ダニは人体に有害なものが多く、特に乳幼児に対する安全性も確認されていない【阿南貞雄、Ⅰアトピー性皮膚炎B-2ダニ:皮膚科の臨床 33(8)特31,985-989,1991】
アース製薬は、『安全性が高い』と、うたっているが、逆に言えば100%安全とは言えないということだ。アースレッドやバルサンを焚くと、畳やカーペットなどに暫くの間、薬剤が染み込んでいる。これは通常の掃除では取れない。薬剤が染み込んでいる畳などに人間が寝転べば、間接的に薬剤は肌に触れる。これが、まったく害はないと言い切れるだろうか。アレルギー反応が出たら本末転倒だ。ダニに刺されていないところが痒いとしたら、殺虫剤の可能性も否定できないのではないだろうか。
防虫剤もほどほどに
洋服タンスに入れる防虫剤だが、衣替えの季節には必ずお世話になるものだ。しかし、この防虫剤も使いすぎはよくないと思う。たとえば、他の防虫剤と併用してかまわないと書かれているが、それは衣類に対してかまわないということで、人間に対して大丈夫かどうかを確約しているわけではない。
防虫剤や殺虫剤を多用したためにかぶれを起こす危険もあるのではないか。【個人的見解】
つまり、
ダニの多くが布団の中、畳やカーペットの中に潜伏しているわけで、これらにほとんど効果がない駆除剤を頻繁に使ってもダニがいっこうに減らないことが分かっただろう。 頻繁に使用すればダニではなく、人間に影響を及ぼす可能性が高くなる。これでは本末転倒である。バルサン等は、半年に1回ぐらいにしておきたいと僕は思うのだが。
※あくまでも個人的な感想です。
【僕が実行したこと】
僕んちは借家で木造2階建て。 上は6畳と3畳。 下は、6畳と風呂便所台所。 上下それぞれ6畳用のダニアースレッドを2個ずつ炊いた。 一週間も経たないうちに再びダニに刺される。
僕もダニ被害にあった一人だから、ダニに対する恐怖心などの気持ちは痛いほど分かる。 でも、神経質になり過ぎないように注意しよう。
広告
TAGS: 殺虫剤 | 2010年3月23日