洗濯機の洗浄でダニは死ぬのか?

洗濯について

以前、アース製薬の『お客様相談室』に電話をして、「毛布などを洗濯機で洗えばダニは溺死する」、ということを聞いた。電話対応した人はダニやノミに詳しい人で、はっきりと喋ったので僕は完全に信じ込んだのだが・・・

しかし、昨日NHKの朝の番組、『生活ホットモーニング』で、ゴキブリなどの虫退治法を取り上げていて、その中でダニにも話が及んだ。ゲストに社団法人・日本環境衛生センターの武藤敦彦さんが出演されており、以下のことをおっしゃった。

「寝具は洗濯機など水洗いすれば、アレルゲンとなっているダニの糞や卵は洗い流されますが、ダニの成虫は死にません。ダニの成虫は水に一日つけても生きています」

な、なんと。
溺死しないのか?

アース製薬だってダニアースを製造販売している会社だからダニのことについてはプロだろうし・・・

そこで、布団丸洗いのダスキンに電話で聞いてみた。
「毛布を洗濯機で洗えばダニは死にますか?」
電話対応してくれた人は、工場で働いている人(ふとん丸洗いの)に聞いたようだがなんとも歯切れの悪い回答だった。

「当社では40℃の湯で洗浄した後、高温熱風で乾燥しております。それと同じことをやればダニは死ぬと思います」

つまり、通常の家庭用洗濯機の洗浄ではダニが死ぬかどうかはっきりとは言えない、ということだ。

同じく、布団の丸洗いの『アイ・クリーン』にも聞いてみた。
「わかりません」

ネットで調べていくと、こんなサイトに出くわした。
『ダニ対策に関するメモ』

布団乾燥車による乾燥や布団の丸洗いは、洗浄か乾燥の段階で高温処理が必須(阿南貞雄、Ⅰアトピー性皮膚炎B-2ダニ:皮膚科の臨床 33(8)特31,985-989,1991)

ん~ん、やっぱり高温処理が必要か?

現在、『日本環境衛生センター』に問い合わせ中である。
また、アース製薬にももう一度問い合わせてみよう。
のちほど。

・・・

結論

問い合わせた、(財)日本環境衛生センター から回答がありました。

お問い合わせいただいた件についてですが、家に生息しているコナヒョウヒダニは静かな状態で水に浸しているだけだと1週間以上生きています。洗剤水でも同様です。

ただし、洗濯機で洗う、脱水するなどの物理的な作用を加えた場合、下着などの衣料などにいるヒョウヒダニは致死するものと考えられます。そもそも、こまめに選択する衣料などに、ダニがたくさん生息しているとは考えにくいので、問題はないと思います。

問題は、布団や毛布などですが、これらはダニが奥深くまで入り込んでいるため、洗っただけでは死滅しないダニが残ります。丸洗いすることで、ダニアレルゲンは取り除くことができます。ダニ生体そのものは、多少は致死すると考えられますが、完全に除去することはできません。

ヒョウヒダニは人が生息しているところには必ず生息しており、1匹もいなくすることは不可能ですが、アレルギーなどの症状がある方は、その症状がでないレベルにダニ数をコントロールしていくことが重要となります。

布団内のダニの生息密度を下げたいのであれば、熱処理を行って、ダニ生体を死滅させたあとに、丸洗いをするとよいでしょう

ダニを増やさないためには、

居住環境の工夫による対策
①部屋を十分に換気する。
②部屋の湿度をを下げる。
水蒸気を排出する開放型暖房機器の使用をやめ、エアコン・床暖房などを使用
するとよい
③ダニの生息しやすい絨毯やカーペットを減らし、フローリングにする。

生活行為による対策
①ダニの餌となるフケや食べ物カスなどをなくすため、掃除をこまめに行う。
②布団乾燥機などを使ってダニを殺滅させたり、布団の水分を蒸発させる。
(たたいただけでは、かえって表面のアレルゲンが増えますので、必ず掃除機で
除去して下さい)
③定期的に新しい寝具に更新する。
④布団を干してたたいた後、掃除機で表面を吸引する。
⑤部屋干しはしない(部屋の湿度があがるため)
⑥観葉植物などを必要以上に持ちこまない。

などの対策を必要に応じて実施するようにしてください。

(財)日本環境衛生センター 環境生物部

 

 

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