佐伯未怜監修 47人のモダンアート展
2009年9月20日
佐伯未怜作/kurenai 2009年
モダンアートの第一人者・佐伯未怜氏が10年という歳月をかけたプロジェクト「47人のモダンアート展」が今月25日から港区のモダンアート美術館で開催される。
このプロジェクトは47都道府県から各ひとりの無名アーティストを発掘・育成して参加させるというもので、佐伯氏本人が選考にあたっている。1999年から2004年の5年間に各地域でコンクールを実施。そこで選抜されたアーティストを直接指導してきた。メンバーの年齢は様々で当時14歳の内森祥子さん(神奈川県)から最年長65歳でメンバー入りした周防義人さん(北海道)まで幅広い。平均年齢は32.5歳だという。作品も絵画・写真・彫刻・空間アートと様々だ。
開催にあたって佐伯氏は「10年という長い年月をかけて大切に育ててきたプロジェクトがやっと日の目をみるところまでこぎ着けて感無量です。ただ、たくさんの人に見てもらうことだけが目的ではなく、これからもたくさんの人が参加出来る。アートにふれられる機会を増やしていきたい。まだ、挑戦の途中です。」と語っている。
会場では日替わりでディスカッションイベントやトークショーも予定されている。
芸術の秋に新たな才能を堪能する…。そんな展覧会になりそうだ。